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B-side Session#02 Peanut butter
白い空が開く。 酸化した油のような、重たい滴の侵略。 容赦なく肺に蓋をする。 また、空が閉じる。 取り替えたばかりだった肺胞の予備も、この淀みに一瞬で馴染んでしまう。わたしも揺れに身を任せ、新しい世界に馴染んだふりをする。 水中のバタ足がバレ... -
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B-side Seccion#01 Sea through
乾いた風が吹く。 慰めることも突き放すこともない、無責任に透けた手。 気まぐれに少女の肩を抱き、飽きれば骨をすり抜けてどこかへ旅立ってしまう。 世界を這いつくばってきた彼からすれば、少女はあまりに無機質な粒にすぎない。 今この瞬間を埋めるだ...
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