Apéritif
ぬあー。
最近、ちびっこ達と遊ぶ機会が増えて、顔の筋肉が動いてる感覚。
歌う時に顔が柔らかいと歌いやすいので、そんな意味でも良いね。完全に今思い付いたことだけど。
ちびっこパワーを、みんなにも分けよう。
ぱわーーーーー()
Débordement
大人の忘れ物。
体育館でバスケをしているとき。
シュートしてほしいと頼まれ、ゴールめがけてボールを投げた。
当然ボールは落ちてくるわけだけど、それを見てみんなで「わー、空からボールが降ってきた!」って。
1人がそう叫んだら、そこにいたみんながケラケラお腹を抱えて笑いながら何度も叫ぶ。
「降ってきたー!」
その笑顔があまりにも真っすぐで、胸がぎゅーってなった。か、かわいいすぎる・・・。
ちなみにゴールは、思いっきり外しました。ただ子供たち的には、わたしが入れようが外そうがどうでもいいはず。もーボールしか見てない。
大人になっていくと、誰が上手い下手とか、ボールパスしてくれないとか、シュート決まらないとか、勝ち負けに繋がることを考えて喜んだり悔しがったり、イライラしたり落ち込んだりする。
でもこの時の子供たちは、ただ起こったことを瞬時に面白くとらえて、みんなで笑って自分たちで楽しんでいた。
勝ち負けに重きを置いてないってのもあるけど。きっと無意識に。
これは大人でもできる人が少ないと思う。あくまでわたしの感想ですが。
例えば、道に迷子になったらちょっと機嫌損ねる人とか、時間に遅れてきたらイライラする人とか、自分の思い通りにいかなかったときに、自分の感情だけで相手を不安にさせる人。
一緒にいて疲れるし、どうせ怒っても面白がっても結果は変わらないんだからって思ってしまう。
とはいえわたしも少し前までそうだったし、考え方を知らなかったら簡単にできないと思う。
予想外のハプニングが起きても、全部面白いって思えるようになった。最初は意識してたけど、今は無意識に。
そしたら相手は何か失敗したとしても、怒られるかもとか、機嫌悪くならないかなとかドキドキしなくてすむ。
だからといって一切イライラしないかって聞かれるとそれはないけどね。どうしても面白く出来ない時は、イライラというより「ヨチヨチ」って相手の頭ナデナデして(る妄想して)過ごしてる
相手がこうしてくれないとか、こんな嫌なことされたとかあっても、それを全部「え、おもしろ」って思えるようになれば、なんかそのー、大抵のことが面白くなる!
それに一番ハプニング起こすのは自分自身だしさ!
大人子供の境界
みんなで勉強をする会のとき。
数人、それぞれが好きな席で、自分の学校の宿題を進める時間があった。
分からない時は手をあげて呼ぶルール。
ただ場所が図書館ということもあって、静かにしなくちゃいけない。
「ちょっと来て!」
1人が手をホイホイして、小さな声でわたしを呼んだ。
静かにしようとしてて偉いなって思いながら近づく。何かよくわかんない問題を解いていた(出題者に失礼すぎ)
何とか一緒に考えて解いてる最中に、他の子も「きてー!」「はやくー」ってざわざわし始めた。
可愛いことに、自分で解ける問題も「わかんなーい」って言って興味を引く。
そんなとき、神様が現れた。
普段ものすごく静かで本が好きな女の子。てくてくてくって歩いてきて、耳元でささやいた。
「わたし、この問題分かるので代わりに教えましょーか?」
うおおおお。なんてありがたいんだ。めちゃくちゃ控えめに、か細い声でそんなん言われて、惚れてまうやろ。
しまいには、みんなのところにてくてく行って、「先生は1人しかいないんだよ」って。
ああああああああああああああああああ。
ありがとうございます本当に。
帰りにその子は、本を5冊くらい選んで借りようとしていた。ただ、すでに借りてる本が何冊かあるため、それを返してからじゃないと追加で借りられなかったみたい。
図書館司書の先生から説明を受けていた。
図書館を出るとわたしのところにきて、「何でさっき、本借りられなかったんですか?」って首をかしげていた。
説明が難しかったのか、納得できない何かがあったのか。もう一回よくわかるように説明した。
もうなんか、すべてが愛おしいよ、やめて。
いや、やめないで。
完璧じゃなくていいことを改めて学んだし、周りをよく見て、自分のできることを探して動くって、誰でもできることじゃないよね。
変に見栄を張ったり、知ってるふりをしない素直さも、見習いたいと思いました。
知らないことって恥じゃない。知ってる人が知らない人よりちょっと早く知っただけだし、触れるタイミングだけだと思うから。
Mélopée
小さいうちは、ルールや規則を守ることや、いい子にすることを求められる。
確かに大人からしたら、みんなと同じように静かに、ルールを守って言うことを聞いてくれた方が楽かもしれない。
それに何でルールを守った方がいいのかとか、図書館で静かにした方がいいのかって基本は知っていた方がいい気がする。スポーツの基礎練的なノリで。
基礎ができれば、自分なりに応用できるからね!誰かを傷つけない前提で。さて、何を企もうか。
ただ、なんでみんなと同じようにできないのかとか、いい子にしないとダメですって言われ続けて大人になってしまったら。
それは大人の伝え方とか見せ方にかかってるのかもなって、ちょっぴり思うのでした。
教えてもらうことは山ほどあるけど、大人からも教えるというか、一緒に考えるきっかけをつくってあげたいね。
子供たちはわたしたちの先生。
わたしたちは子供たちの伴走者。
そしてなにより、
わたしたちは子供だ。